日本幼児教育研究会 活 動 理 念 |
日本幼児教育研究会は、幼児の発達に欠くことのできない、必要不可欠なさまざまの大切な活動を、いかに子どもたちが喜んで、楽しんで経験することができるのか。つまり“遊び”という形でどう展開していくか、ということについての研究を行っております。 子どもたちは、すべてのものを遊びの中で体験し、見出し、学び取り、身につけてゆきます。しかしながらそれは、ただ好き勝手に遊ぶということではありません。何かのルールに則って遊ばなければなりません。それには「集団」の中での遊びが最も望ましいと考えます。 故に日本幼児教育研究会では、さまざまな分野から「集団の中での遊び」を研究し、より良い多くの遊びを経験した子どもたちひとりひとりの、心と体の調和と社会における人間同士の調和を目指しております。 |
||||
集団の中での遊び-その1- 「楽器遊び」 器楽合奏や鼓隊など、楽器を演奏し調和させることを通して、友達との和・心の和、いわゆる「心のアンサンブル」をする。そのことによって、集団の大切さ・すばらしさを実感し、その中にあって自分自身の役割、つまり「自分自身の存在価値」を見出させ、自分自身の大切さと友達の大切さを考えるとともに、自分達の演奏を聴いてもらう喜びを感じることができる、そういう幼児の育成。 |
||
集団の中での遊び-その2- 「体育遊び」「ゲーム遊び」 幼児期の発育に欠くことのできない体育活動を、幼児の健康教育と位置づけ、楽しく無理のない方法で導入し、いろいろな運動経験を体験することが、生きる力の基礎となります。そして全人教育として運動能力を高めるだけではなく、集団運動によって仲間意識を高め信頼関係を築き、共通のよろこびや楽しさ、そしてくやしさをも学び、情緒の安定と社会性を高めることができる、そういう幼児の育成。 |
||
集団の中での遊び-その3- 「リズム遊び」「グラウンドアーツ」 ポンポンなどいろんな手具を使ったリズムダンスの演技の中で、みんなと一緒に踊るときや親子で踊るときの「楽しさ」「心地よさ」を感じる心を大切にして、みんなが一つになる楽しさ、おもしろさ。つまり相手に合わせて踊り、音楽に合わせて踊る。常に誰かに合わせる、何かに合わせること、すなわち「協調性」ということにつながっていく。そしていつも誰かが合わせてくれているという実感を体験することによって「お互いに」という心を持つ、そういう幼児の育成。 |
||
集団の中での遊び-その4- 「パネルシアター」「絵本」「紙芝居」 集団としてはなかなか捕らえ難い分野ですが、でもその物語が持っているすばらしい世界や読み手・演じ手から伝わる感動。「いいお話しネ」「怖いお話しネ」「かわいそうネ」などの感激。そんな感情や感覚を、読み手・演じ手、そして見ている人・聞いている人のみんなで「共有」することのすばらしさを伝え、「共有すること」を喜こび合うことができる、そういう幼児の育成。 |
||
日幼研の活動 | 1.幼児の「集団の中での遊び」の研究 |
2.保育者のための実技セミナー開催 | |
3.保育実技指導の講師派遣の斡旋 | |
4.教育教材・教具の開発と販売 |
日本幼児教育研究会 概略 日本幼児教育研究会は、平公雄氏がそれまで5年間培ってきた“北陸幼児教育研究会”を中央に進出するのをきっかけに、昭和55年に名称を“日本幼児教育研究会”と改め、氏の提案で、初代理事長・野瀬清氏のもとで発足しました。 当時の幼児教育界は夏のセミナーが非常に活発な時期でしたが、楽器遊びだけとかリズム遊びだけとか、わりと単一のセミナーが多かったように思える中、読売新聞社との提携にて初めて楽器遊び・リズム遊び・紙芝居・絵本・体育遊び等、トータルな子どもの遊びのすべてを網羅しているかのようなセミナーを開催し始めました。全国22会場、講師全員手分けして東奔西走しておりました。当時は子どもの数も多く、北陸読売新聞社との提携会場は、1200名を超える受講生、西部読売新聞社との提携会場は、800名を超える受講生で、熱気に満ち溢れておりました。 昭和63年、平公雄氏死去にともない組織変更し、理事長・野瀬清氏の元、拠点を名古屋に移して活動を続行。その間にバブルの崩壊、園児数の減少等の関係から、読売新聞社が幼児教育セミナー関係から退いたため、開催会場も9会場と少なくして、しかし密度の高いセミナーを目指してきました。 平成15年、野瀬氏高齢のため新理事長・本多敏良氏のもとで最初の旗揚げの地・金沢に事務センターとしての新拠点を置き、岐阜市に東海支部・神戸市に阪神支部・今治市に四国支部を置く新体制の確立と、さらなる幼児教育の原点を求め推進し、西日本を中心に活動を展開してきました。平成17年度からは東京大会・東北大会も再開し、平成24年に「特定非営利活動法人 日本幼児教育研究会」として組織再編し、現在に至っております。 |
役員 ・ 講師 ・ 正会員・一般会員
役職 | 氏 名 | 関連・担当・所属 |
代表理事 副 理 事 理 事 正 会 員 |
本 多 敏 良 武 田 博 之 四 海 敦 子 徳 武 加寿代 杉 山 満 藤 田 佳 子 松 家 まきこ 佐 藤 隆 俊 小 林 洋 子 |
日幼研・事務センター 日幼研・東海支部 日幼研・阪神支部 日幼研・関東支部 日幼研・四国支部 |
監 事 | 山 本 由 美 | 日幼研・事務センター |
事務局 | 本 多 千惠子 | 日幼研・事務センター |
講 師 |
上 野 加寿代 奥 野 忠 枝 古宇田 亮 順 児 山 義 枝 四 海 敦 子 武 田 博 之 田 中 久 美 竹 縄 妙 子 芳 賀 哲 本 多 敏 良 藤 田 佳 子 松 家 まきこ 矢 子 和 美 |
グラウンドアーツ リズムあそび・ジャズあそび パネルシアター 折り紙 器楽合奏 体育あそび・ゲームあそび ヒップホッポダンス パネルシアター 手あそび・表現あそび 鼓隊・器楽合奏 パネルシアター パネルシアター リズムあそび・ジャズあそび |
一般会員 |
会員数 267名 |
幼稚園・保育園等の教職員 |