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私のパネルシアターとの出会いは、ひょんな間違いからでした。当時大学で心理学を学んでいた私は、カウンセラーを目指していました。新聞の小さな広告「育成カウンセラー研修」というのを目にし参加しました。行ってみてびっくり!なんとそれは「レクリエーションリーダー研修」でした。間違った!しかしその講座のひとつがパネルシアターの生みの親・古宇田亮順先生によるものでした。歌い、笑い、感動の4時間は瞬く間に過ぎ、その高揚した雰囲気の中で私も作品を作って、発表しました。パネルシアターの3つの楽しさ(観る・作る・演じる)を知ってしまったこの日以来、とりこになったことは言うまでもありません。このパネルシアターの素晴らしさを少しでも多くの人に知ってもらいたくて、機会あるごとに演じてきました。すると不思議なことに、観客のキラキラした眼や楽しいやりとりを通してパワーが満ちてくる自分を発見しました。
5年間の米国滞在中、下手な英語でも打てば響くような反応で、大いに楽しい時間を共有することができました。またその後、他の国でも演じ、国境を越えても通じるパネルシアターの魅力を実感してきました。
パネルシアターは国を問わず、人と人との大きな「架け橋」になると思います。
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